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日東駒専の英語を比較|専修・駒澤・東洋・日本大学の問題構成と対策

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日東駒専の英語は、今回確認した4試験ではすべて60分のマーク式です。

ただし、得点を作る場所は同じではありません。

  • 専修大学は、長文と選択肢の言い換えを正確に照合する力
  • 駒澤大学は、50問の幅広い形式を止まらずに処理する力
  • 東洋大学は、読解と文法・会話・整序を平均的にそろえる力
  • 日本大学は、文法・語彙・熟語を正しい語順まで再現する力

が得点に強く関係します。

この記事では、専修大学2024年度(スカラシップ・全国入試)、駒澤大学2023年度(全学部統一日程選抜)、東洋大学2024年度、日本大学2025年度(N全学統一方式第1期)の英語を比較します。

各大学1回分の比較であるため、年度ごとの出題傾向や難化・易化を断定する記事ではありません。問題構成と、試験中に必要となる処理の違いを中心に分析します。

日東駒専4大学の英語を一覧で比較

大学大問数解答数主な特徴
専修大学545長文2題の比重が大きく、言い換えと複数選択の内容一致がある
駒澤大学950読解、図表、語彙、文法、熟語、アクセント、整序まで出題
東洋大学545長文2題と文法・会話・整序がほぼ半分ずつ
日本大学845前半に文法・語彙・熟語、後半に読解・会話・整序が並ぶ

解答数(45〜50)はどの大学もほぼ同じですが、大問数(5〜9)には差があります。これは「同じ量の設問を、何個の大問に分けているか」の違いなので、大問数を解答数で割ると「1つの大問あたり平均何問処理するか」が出せます。この数字が大きいほど、1つのテーマ・1つの長文にじっくり向き合う時間が長く、数字が小さいほど、短い単位で次々に頭を切り替える必要がある、という意味になります。

専修大学 9.0問 駒澤大学 5.6問 東洋大学 9.0問 日本大学 5.6問

専修大学・東洋大学(1大問あたり約9問)と、駒澤大学・日本大学(約5.6問)とで、はっきり2つのグループに分かれます。前者は少ない大問にまとまった量の設問がぶら下がる構成、後者はより多くの独立した大問に細かく設問が分散する構成です。専修・東洋は「1つの長文・1つのテーマに長く向き合う持久力」、駒澤・日本は「次々に話題が変わる中で頭を切り替える瞬発力」が、それぞれ相対的に効いてくると考えられます。

4大学すべてに、長文読解、会話文、英文整序が含まれています。

そのため、併願校ごとに英語の勉強を完全に分ける必要はありません。英単語、熟語、文法、内容一致、英文整序は共通対策になります。

一方、大学別の追加対策は必要です。

専修大学の英語は長文の言い換え判断が中心

専修大学の2024年度問題は5大問、解答欄は45個です。

大問Ⅰは不眠と非合理的思考、大問ⅡはChatGPTと批判的思考を扱う長文です。どちらも、単純な単語問題だけでなく、下線部の解釈や本文一致が多く含まれます。

専修大学で注意したいのは、本文中の単語と選択肢の単語が一致しているからといって、正解になるとは限らないことです。

選択肢を見るときは、次の点を確認します。

  1. 本文と選択肢の主語が同じか
  2. 原因と結果が入れ替わっていないか
  3. 本文の一部だけを過度に一般化していないか
  4. 「可能性がある」が「必ず起こる」に変わっていないか

長文ⅠとⅡには、複数の選択肢を選ぶ内容一致もあります。正解候補を一つ見つけても終わりではなく、すべての選択肢を本文と照合しなければなりません。

後半には文章空所、会話文、英文整序があります。大問Ⅴの整序では、5問に対して10個の解答欄が使われます。熟語だけを知っていても、節全体の構造が見えなければ並べられません。

専修大学対策では、長文の語数を増やすだけでなく、内容一致の選択肢を一つずつ分析する練習が必要です。

駒澤大学の英語は形式の幅と処理速度が特徴

駒澤大学の2023年度問題(一般選抜 全学部統一日程選抜)は9大問、50問です。

4大学の中で最も問題数が多く、形式も細かく分かれています。

最初の3大問は読解です。

  • 恐竜のDNA
  • 退屈の心理
  • 読書頻度とグラフ

が扱われています。

大問Ⅲでは、年齢別の読書頻度を示したグラフを本文と対応させます。数値だけでなく、線の順位や交差を確認する必要があります。

その後は会話文、英語による語義説明、文法、熟語、アクセント、整序へ移ります。

駒澤大学で時間を失いやすいのは、読解問題で一問にこだわり、その後の短い知識問題へ進めなくなる場合です。

60分で50問なので、単純平均では一問72秒です。読解には数分かかるため、語彙や文法では迷い続ける余裕がありません。

また、今回の4大学では、アクセント問題が確認できたのは駒澤大学だけです。駒澤大学を受験する場合は、単語の意味だけでなく、どの音節にアクセントが置かれるかも確認します。

駒澤大学対策では、特定形式だけを深く練習するより、複数形式をまとめたセットを時間内に解く練習が有効です。

東洋大学の英語は読解と知識問題の総合型

東洋大学の2024年度問題は5大問、解答欄は45個です。

大問ⅠとⅡの長文で22個、文法・会話・整序で23個の解答欄を使います。読解と知識問題の割合が近く、一つの分野だけで押し切りにくい構成です。

大問Ⅰはメンターとロールモデルについての文章です。

人物や団体の具体例が多く登場しますが、設問では単なる名前の確認だけでなく、メンターとロールモデルの役割の違いが問われます。

大問Ⅱは、先史時代の女性も狩猟をしていたという研究を扱います。

この文章では、

  • 従来は男性が狩猟し、女性が採集すると考えられていた
  • 新しい研究では女性の狩猟が確認された
  • 従来の性別役割への理解が見直される

という流れを押さえる必要があります。

後半には10問の文法・語彙、選択肢を一度ずつ使う会話空所、6問の英文整序があります。

東洋大学では、長文を得意にするだけでも、文法問題を得意にするだけでも不十分です。大きな弱点を残さず、各形式で一定の正答数を確保することが得点につながります。

日本大学の英語は文法・語彙・構文の正確さが得点になる

日本大学の2025年度問題は8大問、解答欄は45個です。

最初の18問は、文法、語彙、熟語に分かれています。

長文の前後から正解を推測する問題ではないため、知識の正確さが得点に表れやすい部分です。

その後は、狩猟採集民についての文章空所、気候変動とファッションについての長文、企業による研究施設への資金提供をめぐる会話が続きます。

最後の2大問は英文整序です。

大問Ⅶは独立した日本文に対応する整序、大問Ⅷは薬草についての長文内で行う整序です。

合計12個の解答欄が語順問題に使われます。

日本大学では、文法問題集で正解を選べるだけでは足りません。文型、節、比較、関係詞、否定、熟語などを使って、英文全体を完成させる練習が必要です。

日東駒専で英語が一番難しい大学はどこか

一つの順位にはできません。

難しさの種類が異なるためです。

長文の言い換え判断で比べるなら専修大学の負担が大きくなります。問題形式の多さと時間の短さで比べるなら駒澤大学です。

東洋大学は読解と知識問題の両方をそろえる必要があります。日本大学は、文法・熟語・語順の精度が低い受験生にとって負担が大きくなります。

自分との相性を見るときは、模試の英語偏差値だけではなく、次の記録を残してください。

  • 長文を読む時間
  • 内容一致の選択肢を比較する時間
  • 文法問題の正答率
  • 熟語問題の正答率
  • 英文整序の正答率
  • 最後まで解き終えたか

合計点が同じでも、失点した場所によって必要な対策は変わります。

4大学に共通する対策

最初に優先するのは、英単語、熟語、文法です。

ただし、単語帳や文法問題集を覚えた後は、長文と英文整序の中で使えるかを確認します。

本文と選択肢の言い換えを確認する

内容一致を復習するときは、正解の番号だけを確認しません。

本文の根拠、正解選択肢の言い換え、誤答選択肢の間違っている部分を記録します。

英文整序は構文から並べる

一語ずつ動かすのではなく、次のまとまりを先に作ります。

  • 動詞と目的語
  • 前置詞と名詞
  • 助動詞と動詞
  • 比較表現
  • 関係詞節
  • 熟語
  • 仮主語と真主語

4大学すべてに整序問題があるため、整序対策は特定大学だけの勉強にはなりません。

60分で解く練習をする

時間を測らずに正解できても、本番で得点できるとは限りません。

過去問演習では、各大問の開始時刻と終了時刻を記録します。時間切れになった場合は、どの問題形式で止まったかを確認します。

大学別に追加すべき対策

大学追加対策
専修大学日本語選択肢の範囲・因果・主語を本文と照合する
駒澤大学グラフ読解、語義説明、アクセントを確認する
東洋大学長文と文法問題の両方で大きな弱点を残さない
日本大学熟語と英文整序を構文単位で練習する

過去問は何年分解くべきか

今回の記事は各大学1回分を比較したものです。

大学ごとの出題傾向を確認するには、同じ学部・同じ方式の問題を少なくとも3年分は確認します。

最初は最新年度を解き、次に2年前、3年前と進めます。大問数や試験時間が変わっている場合は、変更前と変更後を分けて考えてください。

過去問集(赤本)を使う場合

実際に過去問を解くには、大学ごとの入試方式に対応した過去問集(いわゆる「赤本」)を使うと、複数年度分の問題と公式解答がまとまっていて便利です。専修大学・駒澤大学・東洋大学・日本大学それぞれに、方式別の過去問集が発行されています。書店のほか、Amazonで見るでも取り扱いがあります。

まとめ

日東駒専4大学の英語は、共通する土台と大学別の得点構造を分けて対策する必要があります。

  • 専修大学は、長文と選択肢の言い換え
  • 駒澤大学は、幅広い50問を処理する速度
  • 東洋大学は、読解と知識問題のバランス
  • 日本大学は、文法・語彙・英文整序の精度

が中心です。

最初から4種類の勉強法を用意する必要はありません。

英単語、熟語、文法、内容一致、英文整序を共通部分として固め、その後に志望大学固有の形式を追加する方が、併願対策を進めやすくなります。

FAQ

日東駒専で英語が一番難しい大学はどこですか

単純な順位にはできません。長文の言い換えでは専修大学、形式の多さと速度では駒澤大学、総合力では東洋大学、文法・語彙・語順の精度では日本大学の負担が大きくなります。

日東駒専の英語は同じ勉強で対策できますか

英単語、熟語、文法、内容一致、英文整序は共通対策ができます。その後、専修大学の複数選択、駒澤大学のグラフとアクセントなどを追加します。

文法問題が多い大学はどこですか

今回の問題では、駒澤大学と日本大学に独立した文法・語彙・熟語問題が多く見られます。東洋大学にも10問の文法・語彙問題があります。専修大学では文法知識が文章空所や整序の中で問われます。

長文が苦手な場合はどこから対策すべきですか

最初から長い文章を速く読むより、段落ごとの役割と設問の根拠を確認します。正解選択肢だけでなく、誤答選択肢がどこで本文とずれているかを説明できる状態を目指します。

駒澤大学ではアクセント対策が必要ですか

2023年度の今回の問題では5問出題されています。複数年度を確認したうえで、最新年度にも残っている場合は専用の確認時間を設けます。

各大学の過去問は何年分解くべきですか

問題構成を知るだけなら1年分でも役立ちます。出題傾向や形式の安定性まで判断するには、同じ学部・方式で3年分以上を確認します。

著者情報

めめ

「めめの学習研究室」で、過去問の問題構成、設問で必要となる処理、教材の選び方を分析しています。出題分野を数えるだけでなく、受験者がどの判断で間違えやすいかを具体的に整理します。